1. 用途による分類
顕微鏡は、用途に応じて付加機能や観察倍率等の構成が決められます。このため、まずは想定される用途から使用する顕微鏡を選択するのが望ましいですが、条件さえ合えば異なる分野向けの顕微鏡も使用できます。
材料系向けの顕微鏡
材料系分野では、主に試料表面の観察と分析を目的として構成されています。構成によって試料表面の光学的な分析、立体形状観察等が可能です。機種によっては薄片試料の透過光観察も可能です。
こちらに材料系向け顕微鏡の詳細を記載しています。
ライフサイエンス系向けの顕微鏡
ライフサイエンス系向けの顕微鏡は、細胞や生物組織等の透過性の高い試料の観察と分析を目的としています。構成によって、蛍光染色試料の観察、透明性の高い試料の高コントラスト観察、蛍光測定と組み合わせた試料内部の立体形状測定等が可能です。スライドガラス上に作製した試料の他、シャーレ等に培養した生細胞等の観察も可能で、細胞培養チャンバーを使用して細胞の動きを観察することもできます。
こちらにライフサイエンス系向け顕微鏡の詳細を記載しています。