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核磁気共鳴装置(NMR):ECX400

  • 機器名

    核磁気共鳴装置;Nuclear Magnetic Resonance (NMR) Spectrometer

  • メーカー

    JEOL (日本電子)

  • 型式

    ECX 400

  • 利用目的

    分子ダイナミクス、分子構造解析、成分同定、反応解析

  • 担当

    石原

  • 連絡先

    専用ページを参照

概要

NMRの原理については、こちら にまとめています。

ECX400は、溶液専用の400MHz (1H核) NMRです。オートチューニングとFGシム(グラジエントシム)が利用でき、二次元NMR測定用のグラジエントアンプが付属しています。また、付帯設備として、強磁場勾配の専用プローブが付属しており、自己拡散係数測定に特化した装置です。

用途

太字は、本機種で測定する推奨機能となっています。それ以外は他の機種でも対応できます。固体NMRは、AVANCEIII600のみ対応しています。
 

溶液NMR

  • 合成した有機化合物(試薬、医薬品など)の分子構造を解析できます。
  • 距離相関などの情報により、分子間相互作用の解析ができます。
  • qNMR法を用いることにより、成分の定量(純度決定)ができます。
  • 自己拡散係数測定や、緩和時間測定により、分子ダイナミクスに関する情報が得られます。
  • 滴定実験、温度可変実験、経時変化実験などにより、化学反応解析(反応速度は遅め)ができます。

設備および仕様

【超伝導磁石】

9.4T (1H 400MHz) セルフシールド
54mmナローボア、5Gライン:横0.9m×縦1.5m

【分光計】

ECX-Series分光計
高周波ch: 1H,19F、低周波ch: 31P-15N,39K-109Ag

【プローブ】

溶液ダイレクトプローブ、GR 拡散係数測定用プローブ

【PC関連】

Delta 5 測定&解析システム、OS: WindowsXP

測定法一覧

【ダイレクトプローブ】

1H,19F NMR、多核NMR (31P-109Ag)
1H-1H相関二次元NMR(グラジエントパルス対応)
1H-多核二次元NMR(グラジエントパルス対応)

【GRプローブ】

強磁場勾配装置(max. 12T/m) -高粘性試料の拡散係数測定