核磁気共鳴装置(NMR):ECA500
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機器名
核磁気共鳴装置 (NMR)
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機器名(英語)
Nuclear Magnetic Resonance Spectrometer
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メーカー
日本電子(株)
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メーカー(英語)
JEOL Ltd.
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型式
ECA 500
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利用目的
分子構造解析、成分同定、反応解析、分子ダイナミクス
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担当
石原
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連絡先

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状況
正常
概要
NMRの原理については、こちら にまとめています。
ECA500は、溶液専用の500MHz (1H核) NMRです。オートチューニングとFGシム(グラジエントシム)が利用でき、二次元NMR測定用のグラジエントアンプが付属しています。
用途
太字は、本機種で測定する推奨機能となっています。それ以外は他の機種でも対応できます。固体NMRは、AVANCEIII600のみ対応しています。
溶液NMR
- 合成した有機化合物(試薬、医薬品など)の分子構造を解析できます。
- 距離相関などの情報により、分子間相互作用の解析ができます。
- qNMR法を用いることにより、成分の定量(純度決定)ができます。
- 自己拡散係数測定や、緩和時間測定により、分子ダイナミクスに関する情報が得られます。
- 滴定実験、温度可変実験、経時変化実験などにより、化学反応解析(反応速度は遅め)ができます。
設備および仕様
【超伝導磁石】
11.7T (1H 500MHz) セルフシールド
54mmナローボア
【分光計】
ECA-Series分光計
z軸グラジエントユニット
【プローブ】
TH5 (5mmΦ 1H-19F,31P-15N溶液ダイレクトプローブ、オートチューニング)
【PC関連】 Delta 4 測定&解析システム OS: Windows 10
測定法一覧
【TH5プローブ】
1H NMR、多核NMR(31P-15N)
1H,19F観測二次元NMR
多核観測二次元NMR
利用方法
専用ページをご確認ください。