核磁気共鳴装置（NMR）：AVANCE NEO 600
-
機器名
核磁気共鳴装置 (NMR)
-
機器名(英語)
Nuclear Magnetic Resonance Spectrometer
-
メーカー
ブルカー
-
メーカー(英語)
Bruker
-
型式
AVANCE NEO 600
-
型式(英語)
AVANCE NEO 600
-
利用目的
分子構造解析、成分同定、反応解析、分子ダイナミクス
-
担当
石原
-
連絡先
-
状況
正常
概要
NMRの原理については、こちら にまとめています。
AVANCE NEO 600は、溶液専用の600MHz (1H核) NMRです。液体窒素冷却により室温プローブより２～３倍の高感度化を達成した溶液2chプローブが付属しています。従来より測定時間が大幅に短縮できます。
用途
溶液NMR
- 合成した有機化合物（試薬、医薬品など）の分子構造を解析できます。
- 感度の悪い13C核や多核測定や二次元NMRなども短時間で測定できます。
- 距離相関などの情報により、分子間相互作用の解析ができます。
- qNMR法を用いることにより、成分の定量（純度決定）ができます。
- 自己拡散係数測定や、緩和時間測定により、分子ダイナミクスに関する情報が得られます。
- 滴定実験、温度可変実験、経時変化実験などにより、化学反応解析（反応速度は遅め）ができます。
設備および仕様
【超伝導磁石】
14.1T (1H 600MHz) Ascend 600 SB
54mmスタンダードボア、5Gライン：横 0.7 m×縦 1.4 m
【分光計】
AVANCE NEO分光計、One-Bay
2ch分光計： 1H (180－600MHz) 最大100W、X核 (15－600MHz) 最大500W
マルチレシーバー対応
【プローブ】
iProbe CryoProbe Prodigy
(5mmΦ [1H / 19F, 31P-77Se, 10B-15N] 溶液高感度プローブ)
【AVANCE NEO 500 iProbeと感度比較：
1H 約2.5倍（時間相当 0.16倍）、13C 約3倍（時間相当 0.11倍）】
【付帯設備】 24本オートサンプルチェンジャ、BCU II 低温測定装置（- 40℃～）
【PC関連】 Topspin 4.3/4.5 測定解析システム、OS: Windows11
測定法一覧
【iProbe CryoProbe Prodigyプローブ】
1H NMR、多核NMR（19F-15N）
オートサンプルチェンジャ対応
検出器自動検出、オートチューン/マッチ対応
傾斜磁場強度︓60G/cm
温度範囲︓-40℃〜+150℃
利用方法
専用ページをご確認ください。