概要
蛍光X線分析装置は、試料にX線を照射して発生する蛍光X線のエネルギーと強度を測定して、そこに存在する元素の種類や濃度を知ることができます。次のような特徴があります。
- 非破壊で多元素同時分析を行えます。
- 液体、固体試料について試料の状態、形態を選びません。
- Naより原子番号の大きい元素を検出可能です。ただし、NaとMg, Alについては試料室内を真空にして測定します。
機器名
蛍光X線分析(XRF: X‐ray Fluorescence)装置
メーカー
JEOL(日本電子)
型式
JSX-3100RII
利用目的
バルクの元素分析
担当
髙梨
連絡先
蛍光X線分析装置は、試料にX線を照射して発生する蛍光X線のエネルギーと強度を測定して、そこに存在する元素の種類や濃度を知ることができます。次のような特徴があります。
液体窒素フリー Si(Li) 半導体検出器(EDS)を搭載。
FP法(ファンダメンタル・パラメーター法)を用いて標準物質なしで簡単に定量分析/膜厚分析が可能。
検量線試料を用意すれば検量線法にも対応。
直径1.8cm以上で表面の汚れのないものは直置きで、それより小さいか汚染のあるものはサンプルカップに入れて測定。
厚みは2mm以下で徐々に効率低下。
直径30cm, 高さ15cmまで測定可能。
1mmΦ, 3mmΦ, 7mmΦのコリメーターを選択可能で、狭い領域を選択的に分析するか、広い領域を高感度で分析するかを使い分け可能。分析位置確認用のCCDカメラを装備。
学内・学外問わず、ご利用いただけます。
利用資格の取得が必要で、取得するには以下の条件が必要です。
依頼相談は、機器担当者にお問い合わせ下さい。学内者はなるべく自己測定での対応をお願いしています。
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XRF 蛍光X線 元素分析 EDS