1. HOME
  2. センター機器・講習検索
  3. 機器一覧
  4. 顕微ラマン分光装置: inVia Reflex

顕微ラマン分光装置: inVia Reflex

  • 機器名

    Raman Microscope

  • メーカー

    レニショー(RENISHAW)

  • 型式

    inVia reflex

  • 利用目的

    材料、有機化合物の定性・定量、天然物・微生物などの分析、異物分析など

  • 担当

    髙梨

  • 連絡先

    お問い合わせフォームより連絡

概要

物質に光を当てたとき、散乱光のごく一部に波長の異なる光が発生します。この現象をラマン散乱といい、ラマン分光では、レーザーによる単色光を当てて散乱光を測定することによりラマンスペクトルを得ます。ラマンスペクトルは、原子の振動(ばね運動に相当)によって周波数が変わるため、原子の質量と原子間の結合力に依存したラマンバンドが得られ、試料に含まれる結合や分子の解析をすることができます。

用途

  • 有機化合物や金属酸化物などの物質は、成分が同じであれば同じスペクトルが得られます。よって、ラマンスペクトルから物質の同定をすることができます。
  • 混合物の解析はピークが複雑になるほど難しくなりますが、波形分離などを駆使することによって成分分析や定量ができることがあります。
  • 点分析では微量なピーク違いの見極めが困難な場合でも、マッピング測定によりピークの違いを見つけることができる場合があります。
  • 標準装備されている光学顕微鏡により、微小領域(分解能: 1μm(100倍対物レンズ使用))のラマンイメージ測定ができて、物質や成分の空間分布を調べることができます。
  • 共焦点モードによって、物質の深さ方向(分解能: 2μm(100倍対物レンズ、共焦点モード使用))の分析をすることができます。
  • 結晶化度や応力状態のような、材料の特性を調べることができます。
  • 温度可変ステージ(約-100℃~600℃)により、固体材料の相転移などの測定ができます。

仕様

 

試料条件(形状等):光学顕微鏡で観察できるもの

  • スライドガラスに載せられるもの。
  • シャーレ等に入れられる液体(シャーレ等は持参)。
  • 3㎝厚程度までのスライドガラスを不要とする大きさのもの。 

試料条件(性質):強い蛍光を発しない事。 
波長: 532 nm (グリーンレーザー), 785 nm (赤外レーザー)
回折格子: 

  • 532 nm: 1800 l/mm(固定とスイープのモード切替可) および 3000 l/mm(固定モード)
  • 785 nm: 1200 l/mm(固定とスイープのモード切替可)

分光フィルター: 標準の >120 cm-1の回折格子と、低波数 >10 cm-1のNEXTフィルターを装備。
波数分解能: 1 cm-1 (3000 l/mm 回折格子使用時)
空間分解能: 平面方向 1.5μm (100x 対物レンズ使用時)、垂直方向 2 μm(共焦点測定時)。
顕微鏡: 自動ステージを備え、X-Y-Z座標をPCからの制御が可能。
対物レンズ: 

  • 100X / 0.85 (WD: 0.33mm)
  • 50X / 0.75 (WD: 0.5mm)
  • 20X / 0.40 (WD: 1.15mm)
  • 長焦点 5X / 0.12 (WD: 14mm)
  • 長焦点 50X / 0.50 (WD: 8.2mm)

オプション: 

  • マッピング: ピーク高、波数、半値幅
  • 温度コントロール: -196℃(液体窒素)から600℃

 

講習

自己測定でご利用いただくには、利用講習の受講が必要となります。

申請方法について

お問い合わせフォームより担当者に申請ください。その際、ラマン装置の紹介ページに目を通したことも併せてご連絡ください。日程等を調整のうえ講習を行います。

複数名での講習は最大3名まで可能ですが、感染予防のため、同室にある他の装置の利用を押さえて講習を行う必要があり、負荷の大きいものとなりますので、重大な事情がない限りは申請しないようにしてください。

講習内容について

講習はお持ちいただいた試料を測定しながら行い、2時間程度となります。

講習には、以下のものをお持ちください。

  • 測定試料
  • 測定波数や設定等の参考となる資料
  • ラマン分光計操作手順書
  • データを持ち帰るためのUSBメモリー(装置に直接は差し込めません)

下記より操作手順のPDFがダウンロードできますので、印刷するなどして講習の際にお持ちください。

ラマン分光計操作手順書