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二重収束型質量分析計(MS,GC/MS): JMS-MS600

  • 機器名

    二重収束型質量分析計(Double-focusing Mass Spectrometer),ガスクロマトグラフ質量分析計

  • メーカー

    JEOL(日本電子)

  • 型式

    JMS-MS600

  • 利用目的

    有機化合物の定性・定量、混合物の成分分析

  • 担当

    石原

  • 連絡先

    お問い合わせフォームより連絡

お知らせ

本装置は、故障により運用を停止いたしました。現在のところ復旧の予定はございません。詳細の連絡が必要な場合は担当者にご相談ください。

概要

質量分析装置は化合物の分子量や構造の情報を得ることが出来るため、今日、有機物の同定・定量法として不可欠な手段となっています。本装置は試料を直接導入できるほか、ガスクロマトグラフ(GC)を直結したGC/MSとして利用できるため、反応生成物などの混合物も分離して分析できます。イオン化法としては、通常よく使われる電子イオン化(EI)・化学イオン化(CI)のほか、高速原子衝撃(FAB)も使用できますので、ポリペプチドのような難揮発性化合物の測定もできます。質量範囲は、m/z 1500までの正イオンおよび負イオンの測定が可能です。高分解能モード(R10%valley 5000)では、有機化合物の精密質量測定ができ、分子式を決定できます。

用途

  • 直接導入プローブ(DP)によって、粉末や液体の試料をそのまま導入して測定できます。
  • ガスクロマトグラフ装置が付属していることから、加熱して気体になる成分を分離して、試料の成分分析をすることができます(最大350℃程度まで)。
  • マススペクトル(質量スペクトル)により得られた質量から、データベース検索によって成分の定性ができることがあります。また、精密質量測定により、分子式の同定ができることがあります。
  • GC/MSとSIM法(Selected Ion Monitoring)を用いることにより、定量分析ができます。

【お詫び】

  • 本装置は、性能の劣化により、精密質量測定が十分にできない状態となっています。精密質量測定をするには、他のMS装置をご利用ください。
  • CIイオン化法は、現在使用できません。試薬ガス(イソブタン、メタン等)をご用意いただければ測定できます。
  • FABイオン化法は、現在使用できません。アルゴンガスで測定するか、またはキセノンガスをご用意いただければ測定できます。
  • 定量分析については、本装置より性能の高いAgilent 7000Bをご利用ください

仕様

本体
ガスクロマトグラフ [Agilent 6890N]
二重収束型質量分析計 [JMS-MS600]

付属
EI/CI共用イオン源、FABイオン源
ダイレクトプローブ(DP)、FABプローブ

利用方法

本装置の利用方法は、機器担当者にお問い合わせ下さい。