マイクロウェーブ試料前処理装置: ETHOS UP
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機器名
マイクロウェーブ試料前処理装置
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機器名(英語)
High Performance Microwave Digestion System
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メーカー
マイルストーンゼネラル(株)(マイルストーン™)
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メーカー(英語)
Milestone General K.K. (Milestone™ Srl)
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型式
ETHOS UP
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利用目的
試料前処理(溶液化)
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担当
高梨・伊澤・石原
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連絡先
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状況
正常
概要
ICP装置などの無機元素分析装置は、粉末や固形物のままでは測定できないため、試料を分解して前処理する必要があります。本装置は、マイクロウェーブを用いて密閉容器の中で、迅速に酸分解などの処理をすることができます。酸分解は加熱処理をするために危険を伴う作業ですが、自動制御可能なマイクロウェーブ装置を用いることで、比較的安全に試料を処理することができます。
仕様・オプション
本体
- パネル(コントロールターミナル)制御可能
- 内部温度センサー(熱電対)、外部温度センサー(赤外線)制御対応
セグメンテッド高圧ローター(HPR、9本タイプ)
- 用途は一般的な湿式酸分解に用います。
- 主な材質 テフロン
- 最小8mL~最大50mL
- 最大250℃、最大100bar
インサート容器
- セグメンテッドローターに入れて使うことができるアクセサリーです。セグメンテッドローターからの汚染(コンタミ)を防ぐ場合などに用います。
- 材質がクォーツのものと、TFMのものがオプションとしてあります。大きさが合えば、市販品の容器を入れることも可能です。
アルカリ溶融キット
- 炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウムなどで、アルカリ溶融の前処理が可能です。
- 硝酸や塩酸で溶けにくい金属や、フッ酸を使うと揮発してしまいやすいケイ素の定量などに用いることができます。フッ酸がガラス腐食性の薬品のため、そのままではICPでの扱いが難しいのも理由です(フッ酸キットの交換が必要)。
- るつぼ(ニッケル、ジルコニウム、白金 等)25~30mL規格 最大5個まで
利用方法
詳しくは、機器担当者にお問い合わせ下さい。