本装置は、高速液体クロマトグラフ（HPLC）であり、溶液の成分を分離するための装置です。装置構成は一般的なHPLC装置ですが、試料の温度制御が可能なオートサンプラーが付属しており、大量検体の測定に向いています。

• クロマトグラフィーの原理により、溶液中の成分を分離して、定量することもできます。
• 一般的な逆相モード（低極性成分の溶出が遅い）の他、HILICモード（高極性成分の溶出が遅い）での測定もできます。

装置構成

オーガナイザー
ポンプ：　L-2130
カラムオーブン：　L-2350
オートサンプラー：　Chromaster 5280
UV検出器：　L-2400

ポンプおよび流路

混合液数：　二液　（2連プランジャ往復ポンプ方式）
最大吐出圧力：　39.2 MPa（0.001～2.499mL/min）
最大耐圧力：　39.2 MPa標準デガッサ

カラムオーブン

ペルチェ加熱・冷却制御方式
設定温度：　1～85℃（1℃ステップ）
温度制御範囲：　[環境温度－15℃] ～ [環境温度＋65℃]
収納カラム：　最大4本　（50cm 10Φカラム）

オートサンプラー

ペルチェ加熱・冷却制御方式
設定温度：　1～35℃（1℃ステップ）
最大試料数：　200（1.5mL）、288（96穴マイクロプレート×3）

UV検出器

ダブルビーム方式
D2ランプ光源
測定波長：　190～600 nm　（±1 nm）
レスポンス（時定数）　7段切り替え

本装置は、学内・学外問わずご利用いただけます。利用方法は、機器担当者にお問い合わせ下さい。 

LaChromElite（HPLC）操作手順書（2022/7/15版）

【ご利用の注意】