概要
ICP装置での元素分析では測定試料が液体である必要があるので、測定したい試料が固体の場合は何らかの方法で液体にする必要があります。
固体の試料を液体にする方法として多く用いられる方法に酸分解がありますが、分解速度を上げるために加熱するのが一般的です。
この装置は、専用容器に試料と酸とを入れて処理し、処理した溶液はそのまま希釈して測定することができるため、コンタミネーションを抑制できます。また、ヒートブロックにより全面から加熱することで、突沸による失敗が起こりにくく効率的な熱分解を手助けします。