FIB-SEM: Crossbeam 550
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機器名
集束イオンビーム加工観察装置(FIB-SEM)
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メーカー
カールツァイス
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型式
Crossbeam550
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利用目的
サブミクロンオーダーでの微細加工
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担当
金田・吉原
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連絡先

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状況
正常
概要
集束イオンビーム加工観察装置(FIB-SEM)は、集束イオンビームを用いた加工機能と走査型電子顕微鏡の観察機能を備えた装置であり、像を観察しながら任意の箇所をサブミクロンオーダーで微細加工できる装置です。本装置は、フェムト秒レーザーを付帯しており、mmオーダーの広範囲の加工にも対応しています。また、EDS、EBSD、ナノインデンターを付帯しており、元素分析、微小構造解析、力学特性評価を行うことが可能です。加工機能と観察・分析機能を併用することで、3D-SEM、3D-EDS、3D-EBSDなどの3次元情報を得ることができます。
仕様
FIB
- イオン源
- Ga液体金属イオン源
- 加速電圧
- 0.5kV~30kV
- 電流値
- 1pA~100nA
- 分解能
- 3.0nm(30kV)
- デポジッションガス源
- C、Pt
SEM
- 加速電圧
- 0.02kV~30kV
- 電子銃
- ショットキー電界放出型
- 電流値
- 3pA~40nA
- 検出器
- 二次電子検出器(対物レンズ内・外)
反射電子検出器(対物レンズ内・外)
走査型透過電子検出器 - 分解能
- 0.7nm(15kV)、1.4nm(1kV)
- 試料サイズ
- 最大Φ50mm×H10mm (FIB加工の場合)
- 付帯設備
- EDS、EBSD、フェムト秒レーザー、ナノインデンター、マニュピレーター、3次元構築機能
レーザー
- レーザー種
- ダイオード励起固体レーザー
- 走査範囲サイズ
- X-Y 40mm×40mm
- スポットサイズ
- ≦15μm
- 波長
- 515nm (Green)
ナノインデンター
- 荷重
- 最大500mN
- 変位
- 最大150μm
- 加熱
- 室温から800℃
利用方法
自己測定:
講習受講後に自己測定が可能です。事前アンケートにご回答ください。
*学外の自己測定利用は、現在受け付けておりません。
依頼測定:
依頼前に試料や目的について担当者にご相談ください。
試料数が多い場合、継続して使用する場合は、自己測定での使用をお願いします。
*学外の依頼測定での利用は一部受け付けております。担当者にご相談ください。