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CHNS有機元素分析: varioEL III

  • 機器名

    vario EL III CHNOS Elemental Analyzer

  • メーカー

    elementar(エレメンター)

  • 型式

    vario EL III

  • 利用目的

    元素分析[CHNS元素]

  • 担当

    石原(メイン);金田(補佐員)

  • 連絡先

    お問い合わせフォームより連絡

【お知らせ】

本装置は、varioEL IIIから、UNICUBEという設備に新しく更新されました。
新しい装置はこちらへ。

概要・特徴

元素分析装置は、燃焼法による有機物の元素分析をオールインワンで行う装置であり、1回の測定で同時に元素の定量ができます。測定できる元素は、有機物の基本構成である炭素(C)、水素(H)、窒素(N)となりますが、特殊な構成にすれば硫黄(S)、酸素(O)やハロゲンなどの測定(オプションパーツが必要)も可能となります。本装置はCHN元素モードとCHNSモードが利用できます。有機物の元素分析では最も普及している分析法であり、有機合成から生物、環境分野まで幅広く利用されています。

当センター設置の装置は、エレメンター社製 vario EL Ⅲです。本装置は吸脱着カラムの採用により、広いダイナミックレンジを持ち分離の際のオーバーラップが少ないのが特徴です。したがって、ある程度であれば、微量物質から土壌などの不均一な物質まで対応できる高い汎用性を持っております。
サンプル導入部は、測定者誤差の出にくい垂直落下方式となっています。固体試料はサンプルケース(スズ製等)に梱包するか、または箔に包んで手押し成型器によってペレット状に成型します。また、液体試料はスズ製カプセルに充填した後、酸素ガス雰囲気下で液体サンプルシーラーを用いて密封します。調製したサンプルは、数回の標準サンプル測定によって日常係数補正を実施した後、実測定を行います。

用途

  • 試料に含まれる有機元素の定性・定量
  • 有機化合物の同定(分子式の推定)
  • 有機合成した化合物の収率・純度決定
  • 生物・環境試料中(植物・土壌・汚泥など)に含まれる有機成分の見積り
  • 吸着性材料の評価

仕様

【測定モード】
CHN (炭素、水素、窒素)
CHNS (炭素、水素、窒素、硫黄)
【オプション】
オートサンプラー 40サンプル/80サンプル
ME5  ミクロ天秤 (Sartorius): 読取限度 1μg、秤量 5.1g以下
【装置性能(CHNモードの場合)】
試料導入量:0.2  – 200 mg (サンプルに依存、天秤の基準を除く)
C:0.03-20 mg abs.、H:0.03-3 mg abs.、N:0.03-2 mg abs. 
分析精度:0.1% abs. (標準サンプル Acetanilide)
分析時間:6-12分/1個(ただし、事前に準備が必要)
 
試料導入量は、分析の精度に密接に関係があります。含有率が低い元素を定量するには、定量下限以下にならないように大量の試料を導入する必要があります。なるべく標準試料の絶対量に合わせるとよいです。
例)標準試料のアセトアニリド(N 約10%)3mg、試料のNが5%で、Nを定量したい場合
 ⇒ 試料は6mg程度を指標に秤量します。Cも定量したいときは近い範囲のバランスで考えます。
 
【装置性能(CHNSモードの場合)】
基本的な性能はほぼ同じです。
このモードでは、有機物中の微量のS元素(概ね1%以下)を正確に定量するのは難しいです。S元素の含有量に合わせて大量導入をすると、オーバーチャージとなって他の元素の定量ができず、Sの定量にも悪影響を与えます。装置構成を組みかえてS専用のモードに変更する必要がありますが、キャリブレーションから行う必要があるため、作業は大変です。%以下の微量のS元素を定量するには、ICPなどの他の分析装置を使った方がよいでしょう。
 

利用方法【学内】

利用方法については、こちらのページにまとめています。